3/4(日)
坂本弘道ソロ」
※終了しました。雨の中ご来場ありがとうございました!

当日はあいにくの雨。
ですがお客さんのワクワクが伝わってくる開演前。

実はこの日、坂本さんのソロ演奏を聴くのは
初めてというお客さんがたくさんいらっしゃったのです。

お客さんも、わたしたちも、ドキドキわくわく。
次から次へと小道具を出してきては、さまざまな音を出す坂本さん。
まるでチェロを蹂躙するかのよう・・・

悲鳴のようにも聞こえる音に
とんでもなく情緒的で美しい旋律を奏でる楽器の姿に
なのに突然ぶった切られるその旋律に
突き刺さる刃物に
散らばる鉛筆に豆たちに

そして使われた後、
スイッチが入ったまま放置される電動の道具たちに
妙に感情移入してしまうのはなぜでしょう。
官能的ですらあります。

言葉ではとてもじゃないけど言い表せない。

写真を見ても、これは、なんの、演奏??と思えてしまうけど
やってることも、パフォーマンスといえばそうだけど
でも、すべてがまごうことなき音楽。音楽そのもの。

息をつめて、じっと、見つめて聴き入る快楽。

あああうまく伝えられないっ(いつもだけども)。
散らかされ放置されたモノたち。
終わってしまった官能の名残。



ぜひとも体験していただきたい、坂本弘道ソロ。
またやりますよきっと。
今回見逃した方はぜひとも次回!!


2012年3月4日(日)
開場14:00/開演15:00
予約¥2500当日¥2800 (+ご飲食代)



坂本弘道
エフェクターから鉛筆削りまで用い、果てはグラインダーで火花まで出す
唯一無比のチェロ奏者。
08年野外特設テントにおけるソロ公演では演奏中にチェロを燃やす行為に及ぶ。
「パスカルズ」などのバンド活動、遠藤ミチロウ、川上未映子ら
多種多彩な表現者との共演、
演劇、ダンス、映画への作曲、即興を主体としたセッション及びソロ・パフォーマンスを
国内外で展開。
09年は宮本亜門演出「三文オペラ」に出演。
代表的音源は99年にリリースしたソロアルバム「零式」。
2011年秋公開のアニメーション映画「緑子」では音楽監督を務め、
そのサウンドトラックもまた大きな話題を呼んでいる。



関東以外では、なかなか観られない坂本さんソロでのフルライブ!!!
一番喜んでいるのはたぶん、店主です。
一音も聴き逃さないイキオイで臨みます。
春まだ浅い京都で、坂本ワールド。
たっぷり堪能してください。